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CSTについて

ただの筋トレでは終わらない、競技中に求められる動作や
身体制御機能を直接的に鍛える新たなアプローチ

Contextual Strength Trainingとは?

競技の文脈(Context)を徹底的に掘り下げたストレングス・トレーニング

Contextual Strength Trainingは直訳すると「文脈的ストレングス・トレーニング」です。

「文脈」とは競技中に絶えず変化する状況や求められる運動を意味します。
CSTのプログラムは、従来のストレングス・トレーニングに以下3つの知見を統合し、アスリートの競技力向上に特化させたものです。

  • Dynamic Motor Control (DMC):運動力学・生理学的視点からみた動的運動制御の評価と訓練法
  • Motor Learning Theory (MLT):運動学習理論を応用した機能的動作の習得法
  • Sports Specific Mechanics (SSM):競技特異的動作の評価と訓練法

Dynamic Motor Control 動的運動制御

  • 骨盤の三次元的な制御
  • マッスルスラックの解消
  • 筋の長さ-張力関係

Motor Learning Theory 運動学習理論

  • エクスターナルフォーカスと結果の知識
  • エコロジカルダイナミックシステム理論
  • 制約主導型アプローチとディファレンシャルラーニング

Sports Specific Mechanics 競技特異的動作

  • 移動・回旋動作のアトラクター/フラクチュエーション
  • スポーツ障害の予防
  • 文脈特異的なパワー発揮

DMC:Dynamic Motor Control(動的運動制御)

DMCでは、運動力学・生理学的視点からみた動的運動制御の評価と訓練法を学びます。

骨盤の三次元的な制御
競技中に生じる骨盤の三次元的な回転力を制御する能力を鍛えます。
マッスルスラックの解消
不適切な筋肉の弛みを解消することで力の立ち上がり速度やパワーを最大化します。
筋の長さ–張力関係
短縮位、伸長位に関わらず、筋肉が常に適切な出力を発揮して姿勢制御やエネルギー伝達ができるよう訓練します。

MLT:Motor Learning Theory(運動学習理論)

MLTでは、運動学習理論を応用した機能的動作の習得法を学びます。

エクスターナルフォーカスと結果の知識
周囲環境やゴールなど、自己の外側や運動の結果に意識を向けることでパフォーマンスを最大化します。
エコロジカルダイナミックシステム理論
環境やタスクが運動に与える影響や、運動の部分的変化がパフォーマンス全体に波及する仕組みを解明します。
制約主導型アプローチとディファレンシャルラーニング
運動に制約を与えてアスリートの自己組織化を促進し、運動学習の定着を図ります。

SSM:Sports Specific Mechanics (競技特異的動作)

SSMでは、競技特異的動作の評価と訓練法を学びます。

移動・回旋動作のアトラクター/フラクチュエーション
Hip LockやCo-contractionなど、競技動作の基盤(アトラクター)を効果的に学習します。
スポーツ障害の予防
ハムストリングスの肉離れやACL損傷などを予防するために、競技特性や特異的ストレスに関して理解を深めます。
文脈特異的なパワー発揮
競技中に求められる特定の方向・タイミング、姿勢におけるパワー発揮を向上します。

従来のアプローチとの違い

筋や部位ではなく、スポーツ特有の動作に着目したトレーニング

従来のアプローチとCSTの大きな違いの1つは、スポーツや動作の文脈を考慮するかどうか、という点です。

従来のアプローチでは、動作の反復によって基礎的な筋力向上が期待できますが、スポーツで必要とされる複雑なモーターコントロールや、変化し続ける環境に適応する力を高めるには十分ではありません。そのため、直接的なパフォーマンス向上に繋がりにくいという課題があります。。

一方、CSTでは単なる筋力向上に留まらず、競技中に起こりうる状況を想定した動作訓練を行います。例えば、優秀なアスリートが必ず有している共通の動作(アトラクター)を習得することで、競技中の運動効率性やパワー発揮の向上が期待できます。

2つのアプローチの比較

従来のアプローチ CSTのアプローチ
エクササイズの目的 特定の部位や動作を鍛える 競技中に求められる運動機能を鍛える
エクササイズの環境

安定した、動きやすい環境

例:平坦な床、人間工学的に持ちやすくデザインされたツール、異動を伴わない、障害物や外乱がない、シンプルな反復運動。

ダイナミックに変化する
適応能力が求められる環境

例:多方向への移動、移動に伴い変化する床面、外乱のある環境、全身の連動性や多様な筋収縮が求められる複合動作

エクササイズと
結果の例

規定の動作を反復することで、狙った筋や部位を集中的に強化する

ダイナミックに変化する環境下で複合的な動作を遂行することで、競技に活きる実践的な能力を身につける

  • 従来のアプローチ

    • エクササイズの目的

      特定の部位や動作を鍛える

    • エクササイズの環境

      安定した、動きやすい環境

      例:平坦な床、人間工学的に持ちやすくデザインされたツール、異動を伴わない、障害物や外乱がない、シンプルな反復運動。

    • エクササイズと
      結果の例

      規定の動作を反復することで、狙った筋や部位を集中的に強化する

  • CSTのアプローチ

    • エクササイズの目的

      競技中に求められる運動機能を鍛える

    • エクササイズの環境

      ダイナミックに変化する
      適応能力が求められる環境

      例:多方向への移動、移動に伴い変化する床面、外乱のある環境、全身の連動性や多様な筋収縮が求められる複合動作

    • エクササイズと
      結果の例

      ダイナミックに変化する環境下で複合的な動作を遂行することで、競技に活きる実践的な能力を身につける

例えば、以下のような介入ができるようになります。

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